今日は3月28日(金)です。チェコの音楽について③です。

今日は3月28日(金)です。チェコの音楽について③です。

9世紀、当時この地域での話し言葉であった古代スラヴ語を表すための文字としてグラゴル文字を考案された。この古代スラヴ語に翻訳して布教や礼拝を行っており、スラヴ語でビザンティン聖歌が歌われていた。しかし、大モラヴィア王国が東フランク王国に屈服するとローマ・カトリック教会が容喙し、885年にスラヴ式典礼(奉神礼)が禁止されるが、聖歌はそのまま歌い継がれた。これは10世紀にグレゴリオ聖歌が優勢となり、11世紀に教会内でスラヴ語の歌唱が禁止されるまで続いた。

チェコで作曲され、現在まで伝えられている作品中最も古いものは、10世紀の中頃から11世紀の初め頃にプラハのアダルベルト司教が作曲したとされる「主よ、憐れみたまえ」(Hospodine, pomiluj ny!)である。現存する楽譜は1397年の写譜であるが、1055年にこの曲が歌われていたことを示す資料が遺っている。その後、この旋律は国歌に等しい扱いを受け、チェコの歴代国王の戴冠式で演奏される曲となった。次いで、12世紀後半のものと思われる「聖ヴァーツラフよ」(Svatý Václave)が1398年の年代記に登場する。この曲は1473年の写譜が現存している。これらはいずれもテトラコルド(四音音階)で構成されている。