今日は3月31日(月)です。ラップランドの音楽について②です。

今日は3月31日(月)です。ラップランドの音楽について②です。

ヨイクは、シャーマニズムと関連して誕生した音楽である。シャーマニズムとの関連から、ヨイクは自然界とコミュニケーションを取るための道具・方法としてとらえられる。太陽や月、山、川 などを対象に、その成立に関する物語を歌う叙事詩のような形式を取ることもあれば、対象への賛美と感謝を歌う讃歌のような形式を取ることもある。

自然界に対してだけでなく、人間同士のコミュニケーションのためにも用いられる。赤ん坊が誕生した時、その子供に対して歌われたり、親しい人同士で、その人の外観、人格的美点、欠点、 人生など描写したヨイクを歌い合うこともある。また、たった一人でトナカイが牽くソリに乗ったとき、その孤独を癒すためにも歌われる。

ヨイクは、決して吟唱詩のようなものではない。メロディーだけ、リズムだけで構成されるようなヨイクも存在するが、詩による、“歌う”ヨイクが優勢であることは確かである。 つまり、弦楽器や打楽器、管楽器による伴奏を伴ったヨイクを生み出したのである。